香取さま[経津主命(ふつぬしのみこと)]
◆この神様の別称
伊波比主命(いわいぬしのみこと)
布都御魂神(ふつのみたまのかみ)
斉主神(いわいぬしのかみ)
香取神(かとりのかみ)
◆この神様の神格・神徳
神格:剣神、武神、軍神
神徳:出世、開運招福、諸災厄除け、延命長寿、憑きもの祓い、夫婦和合、安産、農耕・海上守護、交通安全、殖産興業など
◆この神様が祀られている全国の主な神社
香取神宮[千葉県佐原市香取]
春日大社[奈良県奈良市春日野町]
石上神宮[奈良県天理市布留町]
枚岡神社[大阪府東大阪市出雲井町一之宮]
大原野神社[京都府京都市西京区大原野南春日町]
貫前神社[群馬県富岡市一ノ宮]
その他の各地の香取神社、春日神社など
香取神宮は、同じ武神の鹿島神を祀る鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)と距離的に近接していて、秋の御船祭には鹿島から香取まで御船の神幸が行なわれる等、神霊同士が非常に近しい関係にあります。
そのため古来、香取神と鹿島神は霊験(れいげん)あらたかな武神・軍神としてと並び称され、朝廷や武家に厚く崇拝されてきました。
布都御魂神(ふつのみたまのかみ)=フツノミタマ命が、破邪の神ともいわれ、今日、出世・開運招福・諸災厄除け・延命長寿・憑きもの祓いなどに霊験ありとされるのは、そうした邪霊を祓う機能に基づく信仰であり、それは経津主命の霊力にも共通するものです。
武神の経津主命を祀る香取神宮は、近世には武道の道場として知られました。
室町時代の中期の頃に発生した飯篠長城斎家直(いいざきちょういさいいえなお)を始祖とする天真正伝香取神道流は、この香取の地を源流とする剣法です。
香取神道流は、以後の剣術の発展にも大きな影響を与えました。
ちなみに、鹿島神当流の祖で剣豪の誉れも高い塚原ト伝も長城斎の門弟といわれています。
経津主命は、今日では生活の守り神として親しみのある神さまのイメージが強くなりました。
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