六所神社



六所神社

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志摩町の東の入口にあたる馬場の交差点から、志摩町役場の方へ曲がるとすぐ左手に六所神社があります。
県道沿いから見た神社

階段を上り、境内に入ると正面に神社の社が見えてきます。
神社の境内

その社には「住吉三所大神」・「熊野三所大神」と書かれてあります。
この三所+三所で六所になるのか・・・・と思って見てました。
社の神様の名前


境内の中に神社に関する説明の看板が立てられ、この神社の歴史が記されています。
また看板には六所神社の祭神である、伊弉冊命・速玉男命・事解男命・表筒男命・中筒男命・底筒男命の神々の名前が載っています。
6神・・・・だから六所神社なんでしょうか?
神社の看板

それぞれの神様について調べてみました。

伊弉冊命(いざなみのみこと)は別称:伊邪那美命とも言われ、夫である伊弉諾命(いざなぎのみこと)別称:伊邪那岐命と共に全国的には「お多賀さま」と呼ばれています。
神話の中でも一番最初に出てくる夫婦だということもあり、夫婦婚姻のはじめとか結婚の神様などと言われています。

速玉男命(はやたまおのみこと)は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の吐いた唾から生まれたといわれています。
吐かれた唾が玉のように光って見えたところから「ハヤ=美称=速」「タマ=魂=珠(宝)=玉」とされ、漲る生命力を象徴している神様です。

事解男命(ことさかおのみこと)は、掃き払ったところから生まれたことから「事」を「離(サカ)=解(サカ)<コトサカ=関係を裂く、離縁の意>」から新たな命を授かったので、悪縁消除を象徴している神様です。

伊弉冊命・速玉男命・事解男命の3人が先ほどの「熊野三所大神」なんですね。

そして表筒男命(うわつつのおのみこと)・中筒男命(なかつつのおのみこと)・底筒男命(そこつつのおのみこと)は、一般的に「住吉さん」と親しまれている住吉三神です。
古来からこの三神は、航海の神様として霊力を発揮してきました。
また、和歌の神様としても歌人たちの崇敬を集めていたようです。

・・・で、言うまでもありませんが、こちらの表筒男命・中筒男命・底筒男命の3人が先ほどの「住吉三所大神」ですね。


しかし六所神社の「六所」は六柱の神を祀るのではなく、「録所」つまり神社の管理・統括する社であるとする説もあります。


神社の境内には樹齢千年を超える樟の大木が二本あります。
神社の大木

その2本の大きさはそれぞれ胸囲8.5mと7.5m、樹高28mと39mもあり、「熊野神木」・「住吉神木」と呼ばれ県指定天然記念物になっています。
大木の説明看板

木がこれほど大きく成長するには千年以上もかかるんですね。
素人目からみて、小さい方の樟がかなり幹の下の方が傷んでいたように見えました。
歴史ある大樟ですので、大事にしていきたいですね。

境内から西(初の方)へ200~300m行った所にも神社の鳥居が残っています。
神社の鳥居

鳥居にある神社名

神社の境内の広さが以前はかなり大きかったことを感じると共に、六所神社が昔からこの地域の中心だったと考えられます。

その根拠として、この六所神社のある馬場、隣の松隈、前原市に入って由比・津和崎・泊一帯は、正倉院に残る日本最古の戸籍に記載された「大宝二年(702年)筑前国嶋郡川邊里」に比定されています。
本当に由緒正しき神社だといえます。